自律共創実践コミュニティの目的
自律共創実践コミュニティの目的は、 人が集まることそのものではありません。
目的は、 その場の中で継続的に、
- 主体形成
- 共同体形成
- 共同創造
が起こることです。
つまりこのコミュニティは、 交流や所属そのものを目的とするのではなく、 人と場が、自律と共創の方向へ実際に変化していくことを目的としています。
主体形成
最初の目的は、 主体形成です。
主体形成とは、 依存軸の反応作動から、 主体軸の判断作動へ移っていくことです。
人は、関係の中で無意識に
- 相手に合わせすぎる
- 相手を背負いすぎる
- 感情に巻き込まれる
- 反応で選んでしまう
といった状態になりやすくなります。
そのため自律共創実践コミュニティでは、 個別対話や主体形成型の対話会などを通して、 一人ひとりが
- 自分の反応に気づくこと
- 境界を持つこと
- 判断して関わること
を実際の場の中で積み重ねていけるようにします。
つまり主体形成とは、 このコミュニティの土台となる目的です。
共同体形成
次の目的は、 共同体形成です。
主体的な個人が増えても、 それだけで共同体が自然に育つわけではありません。
一人ひとりが学んでいても、
- 違いが出せない
- 本音が言えない
- 方向性が共有されない
- 合意形成ができない
のであれば、 「私たち」としてつながることは難しくなります。
そのため自律共創実践コミュニティでは、 共同体形成対話会、ビジョンミーティング、合意形成会議などを通して、 主体的な個人同士が孤立で終わらず、 「私たち」へ移っていくことを支えます。
共同体形成とは、 人が集まることではなく、 違いを持ったままつながり、方向性を共有できる関係が立ち上がることです。
共同創造
三つ目の目的は、 共同創造です。
関係ができ、 方向性が共有されても、 それだけでは現実は動きません。
共同創造とは、 立ち上がった「私たち」が、 役割を持ち、 実際の行動・実践・継続へ進んでいくことです。
そのため自律共創実践コミュニティでは、 実行設計、伴走支援、チーム推進などを通して、 共同体が現実の創造へ進んでいくことを支えます。
つまり共同創造とは、 よい関係やよい対話で終わるのではなく、 その関係性が現実の変化や成果へ接続していくことです。
3つは順番に積み上がる
この3つの目的は、 ばらばらではありません。
-
主体形成
-
共同体形成
-
共同創造
という順番で積み上がる構造です。
主体形成が弱いままでは、 共同体形成は依存的になりやすくなります。
共同体形成が弱いままでは、 共同創造は管理や属人化に傾きやすくなります。
そのため自律共創実践コミュニティでは、 この順番を飛ばさず、 段階的に場を育てていくことを重視します。
なぜ目的を明確にするのか
コミュニティは、 目的が曖昧になると、
- 交流のための場になりやすい
- 所属のための場になりやすい
- 一部の人の頑張りに依存しやすい
- 何が育っているのかが曖昧になりやすい
といったことが起こりやすくなります。
そのため自律共創実践コミュニティでは、 最初から目的を
- 主体形成
- 共同体形成
- 共同創造
と明確にしておきます。
これによって、 場の設計も、 認定者の関わり方も、 実践の方向性もぶれにくくなります。