一般参加者と認定者の循環
自律共創実践コミュニティでは、 一般参加者と認定者が、 固定的に分断される構造を目指していません。
一般参加者は、 場に参加し、支えられ、実践しながら、 主体形成・共同体形成・共同創造へと進んでいきます。
認定者は、 その過程を支える役割を担います。
しかし、認定者だけが一方的に与え、 一般参加者が一方的に受け取る構造では、 依存や固定化が起こりやすくなります。
そのため自律共創実践コミュニティでは、 一般参加者と認定者のあいだに、 参加・実践・支援・育成が循環する構造をつくることを重視します。
一般参加者とは
一般参加者とは、 自律型共創OSを学び始めた人、 実践コミュニティに参加する人、 あるいは主体形成・共同体形成・共同創造の入り口に立つ人を指します。
ここで重要なのは、 一般参加者を、 単なる受け手や消費者として位置づけないことです。
一般参加者は、 場の中で
- 気づく
- 試す
- 変化する
- 関わる
- 他者との関係を育てる
存在です。
つまり一般参加者は、 実践コミュニティにおける 変化と循環の起点です。
認定者とは
認定者とは、 ホロスアカデメイアの教育を土台とし、 認定制度を通して 役割と責任が明確になった人たちです。
たとえば、
対話ナビゲーター
シニア対話ナビゲーター
マスター対話ナビゲーター
インストラクター
といった役割があります。
ここで重要なのは、 認定者は上位者ではなく、 場の中で特定の役割と責任を担う人だということです。
なぜ循環が必要なのか
もし一般参加者と認定者が固定的に分かれてしまうと、
- 教える側と教わる側が固定化しやすい
- 支える側に負荷が偏りやすい
- 参加者の主体性が育ちにくい
- 依存的な関係が生まれやすい
といったことが起こりやすくなります。
自律型共創OSが目指しているのは、 人を受け身にする構造ではなく、 主体的な関わりが増えていく構造です。
そのためこの実践コミュニティでは、 一般参加者も、 ただ支えられるだけではなく、 場の中で実践し、関わり、育っていくことが重視されます。
どのような循環か
この循環は、たとえば次のように起こります。
一般参加者
-
個別対話や主体形成型の対話会に参加する
-
自分の反応や関わり方に気づく
-
日常で試す
-
再び場に戻って共有する
-
場の中で関係が育つ
-
必要に応じて、より深い学びや実践へ進む
-
やがて役割を担う側へ進む人も出てくる
認定者
-
場を支える
-
自分の反応や関わり方に気づく
-
自分自身も実践を通して学ぶ
-
支え方や進め方を磨く
-
再び場へ還元する
という循環の中にいます。
つまりこれは、 一方向の提供構造ではなく、相互に育ち合う循環構造です。
一般参加者は認定者候補でもある
自律共創実践コミュニティでは、 一般参加者は、 現在は認定者ではなくても、 将来的に必要に応じて認定へ進む可能性を持っています。
もちろん、 全員が認定者になる必要はありません。
しかし重要なのは、 場の中で育った人が、 必要に応じて支える側へ進める構造があることです。
これによって、 コミュニティは外からの供給だけに頼らず、 内側から支え手が育つ構造を持つことができます。
認定者もまた循環の中にいる
認定者は、 完成した人として外側に立つのではありません。
認定者もまた、 実践コミュニティの中で
- 支える
- 観察する
- 振り返る
- 学ぶ
- 調整する
ことを繰り返します。
つまり認定者も、 場の外にいるのではなく、 循環の中の一員です。
このことが、 認定者を権威化しすぎず、 役割として機能させるうえで重要です。
循環があることで何が起こるか
一般参加者と認定者の循環が機能すると、
- 参加者の主体性が育ちやすくなる
- 認定者だけに負荷が偏りにくくなる
- 場の実践知が蓄積しやすくなる
- コミュニティが持続しやすくなる
- 内側から支え手が育ちやすくなる
ということが起こります。
つまり循環とは、 人を回すことではなく、 場が持続可能になるための基本構造です。
固定化しないことが重要である
ここで特に重要なのは、 一般参加者も認定者も、 固定化しすぎないことです。
一般参加者を永遠に受け手として扱えば、 主体性が育ちにくくなります。
認定者を永遠に与える側として固定すれば、 負荷と権威が偏りやすくなります。
そのため自律共創実践コミュニティでは、 役割の違いは明確にしつつも、 構造としては循環が起こることを重視します。