対話ナビゲーター認定
対話ナビゲーター認定は、 個人の主体形成を支える役割です。
自律型共創OSにおいて、 最初に扱うべきなのは、 共同体やプロジェクトではなく、 一人ひとりが主体を取り戻していくことです。
人は、無意識の反応のまま関係に入り、 他者や状況に引っ張られ、 自分の判断軸を失っていくことで苦しくなることがあります。
そのため対話ナビゲーター認定は、 相手を変えることを目的とするのではなく、 相手が自分の反応に気づき、境界を持ち、主体的に判断できる状態へ向かうことを支える役割として位置づけられます。
対話ナビゲーター認定とは
対話ナビゲーター認定とは、 基盤プログラムで学んだ内容を土台として、 個人の主体形成を支える実践役割を担うための認定です。
ここで求められるのは、 単に話を聴けることではありません。
- 相手の反応を見分けられること
- 相手の課題を背負いすぎないこと
- 境界を保ちながら関われること
- 主体性を奪わずに支えられること
が、実際の対話の中で求められます。
対話ナビゲーターは、 相手が自分の足で立つことを支える役割です。
主な実践領域
対話ナビゲーター認定の主な実践領域は、次の通りです。
個別対話
一対一の対話を通して、
相手の主体形成を支える
主体形成型の対話会
複数人の場であっても、
個人の気づき・観察・境界・判断を支える
対話の場を扱う
ここでの中心は、 問題をその場で解決することではなく、 相手が自分の作動を理解し、自分で選べる状態へ向かうことです。
この役割で大切なこと
対話ナビゲーターにおいて大切なのは、
- 観察すること
- 巻き込まれないこと
- 境界を保つこと
- 相手の主体性を奪わないこと
- 反応ではなく判断で関わること
です。
支えすぎれば依存を生みます。
導きすぎれば主体性を奪います。
背負いすぎれば、支える側も疲弊します。
そのため対話ナビゲーターは、 相手が主体へ戻るための場を支える人として位置づけられます。
この認定の位置づけ
対話ナビゲーター認定は、 認定制度全体の中で、 主体形成領域を担う認定です。
自律型共創OSの3層構造で言えば、
に対応します。
つまりこの認定は、 共同体形成や共同創造へ進む前提となる、 個人の主体形成を扱う最初の実践認定です。
どこまでを扱う役割か
対話ナビゲーター認定は、 個人の主体形成を支える役割です。
そのため、主に扱うのは、
- 本人の反応への気づき
- 境界の整理
- 主体的判断への移行
- 関係の中での立ち位置の整理
です。
一方で、 この認定は、 共同体形成全体の進行や、 共同創造の推進までを担う認定ではありません。
ここで重要なのは、 どこまでが自分の役割かを明確にしておくことです。
なぜこの認定が必要か
もし主体形成を支える役割が曖昧なままだと、
- 助言や説得が中心になりやすい
- 相手の課題を背負いやすい
- 支援が依存を生みやすい
- 支援者自身が疲弊しやすい
- 共同体形成や共同創造へ進む土台が弱くなる
といったことが起こりやすくなります。
そのため、 まず個人の主体形成を適切に支える役割として、 対話ナビゲーター認定が必要になります。
修了との関係
対話ナビゲーター認定は、 基盤プログラムの修了を土台とする認定です。
ただし、 修了と認定は同じではありません。
基盤プログラムの修了は、 教育上の到達段階です。
対話ナビゲーター認定は、 その学びを前提として、 個人の主体形成を支える役割を担うための認定です。