代表メッセージ

Message

私が長く見てきたのは、 人間関係の問題や、場がうまくいかない問題の多くが、 個人の性格や努力不足だけでは説明できないということでした。

人は、良かれと思って関わっていても、

  • 相手を背負いすぎる
  • 境界を失う
  • 正しさで押してしまう
  • 本音を抑えて場を守ろうとする
  • 一部の人が我慢し続ける

ということが起こります。

また、集団や組織でも、

  • 会議をしても前に進まない
  • 理念はあるのに実装されない
  • 学びが個人の中だけで終わる
  • 支え手だけが疲弊する
  • 場が属人化し、一部の人に負荷が集中する

ということが起こります。

私は、こうしたことを 単なるコミュニケーションの問題ではなく、 人間の作動と、場の設計の問題として見てきました。

良かれと思ってやっているのに、なぜ壊れるのか

Section 01

多くの場合、問題は悪意から起きているわけではありません。

むしろ、

  • 助けたい
  • 役に立ちたい
  • ちゃんとしたい
  • うまくやりたい
  • 場を守りたい

という思いの中で起きています。

けれど、その思いが強いほど、 人は無意識に

  • 相手の課題を背負いすぎる
  • 自分で判断する前に反応してしまう
  • 違和感を飲み込んでしまう
  • 誰かに従うか、誰かを従わせるかに傾く

ということがあります。

そうなると、一時的には場が回っているように見えても、 実際には

  • 本音が出ない
  • 関係が疲弊する
  • 一部の人だけが頑張る
  • 育ちが循環しない
  • 合意したようで実行されない

ということが起こっていきます。

私は、こうした構造を何度も見てきました。

問題は「人」よりも「作動」と「構造」にある

Section 02

もちろん、人には個性があります。

でも、場がうまくいかない原因を、 いつも個人の性格や能力だけに帰してしまうと、 本質を見失います。

大事なのは、

  • その人が今どんな作動に入っているのか
  • その場がどんな構造になっているのか
  • 何が主体性を奪い、何が主体性を育てるのか

を見ることです。

私は、 人を変えることよりも、 人の作動の質と、場の構造の質を変えることの方が重要だと考えています。

なぜなら、人は、 責められたり、正されることで本当に変わるのではなく、 観察できること、境界を持てること、判断できること、支配されず依存しない関係の中にいること によって変わっていくからです。

だから、思想だけでは足りないと思った

Section 03
こうした問題意識は、昔からありました。 けれど、考え方を言葉にするだけでは、現場は変わりません。 どれだけ良い理念や理想があっても、
  • 学びとして整えられていなければ広がらない
  • 役割として整理されていなければ実践できない
  • 継続的な場がなければ定着しない
  • 成果物として残らなければ再現できない

からです。

つまり必要なのは、 単に「こうあるべきだ」と語ることではなく、 それが実際に起こる条件を設計することでした。

そのために必要だと感じたのが、

  • 自律型共創OSという基盤
  • 教育体系
  • 認定制度
  • 実践コミュニティ
  • 成果物設計
  • 導入と監修

です。

ホロスアカデメイアは、 そのための母艦として立ち上げました。

私がやりたいのは、固定の正解を配ることではない

Section 04

私は、すべての人や現場に、 一つの正解を当てはめたいわけではありません。

むしろ、そういうやり方は、 また別の支配や依存を生みやすいと感じています。

大切なのは、 その人、その場、その現場に合った形で、

  • 主体形成が起こること
  • 共同体形成が起こること
  • 共同創造が起こること

です。

そのため、ホロスアカデメイアでは、 固定の一つの答えを押しつけるのではなく、 OSをもとに、必要な教育、認定、実践コミュニティ、成果物を設計し、 導入先ごとに調整しながら実装していくことを大切にしています。

目指しているのは「育ちが循環する構造」

Section 05

私が本当に目指しているのは、 一部の人がずっと支え続ける構造ではありません。

  • 参加者が育つ
  • 育った人が支え手になる
  • 支え手が次の人を育てる
  • その循環の中で、場が継続する
  • さらに、共同創造が現実に実装されていく

そうした、育ちが循環する構造です。

個人が変わって終わるのではなく、 共同体が育ち、 その共同体が現実を創る側へ進んでいくこと。

そして、それが属人的な奇跡ではなく、 再現可能な形で残っていくこと。

そこまでやってはじめて、 意味があると思っています。

支配や依存ではなく、自律と共創へ

Section 06

場をまとめる方法は、 短期的にはいろいろあります。

正しさで押すこともできるし、 管理を強めることもできるし、 依存的な関係を維持することで回すこともできます。

でも私は、 そういうやり方では長く続かないし、 本当の意味で人も場も育たないと考えています。

私が進みたいのは、 支配や依存ではなく、 自律と共創の方向です。

それは簡単な道ではありません。

けれど、個人が主体を取り戻し、 「私たち」が育ち、 現実をともに創っていける方向に本気で進みたいなら、 避けて通れない道だと思っています。

ホロスアカデメイアは、 そのための基盤です。

この方向に本気で進みたい人や場と、 長く関わっていきたいと考えています。

ホロスアカデメイアは、人間関係や集団運営の問題を、個人の性格や努力不足ではなく、人間の作動と場の構造の問題として見直し、主体形成・共同体形成・共同創造が循環する条件を、教育・認定・実践・成果物として整えていくために立ち上げた基盤です。